【『中央構造線』を行く独り旅】~其の三~ ヒョー越

上村まで下りてきた小生は次なる難所、『ヒョー越』に挑む。
ここまで来ると、酷道険道も淋道も何が何だかwww
『ヒョー越』すなわち兵越峠とは、
その昔武田信玄が兵を率いて上洛した峠だったことが名前の由来で
最近では、
県境の隣り合わせの町同士で「国盗り綱引き大会」なんてのが行われるらしい。
これも、ちょっと前にTVでやってたような気がしますが(^^ゞ
てなわけで、先に進みます。

418号と152号の交点です。
当然小生は左に曲がって浜松方面を目指すわけですが、
ここまでは、まだ普通の国道だったに…

空を見上げると五月晴れの青空の中に一筋の飛行機雲。高いねぇ。

おむすびと2ショット。

この交点で一度152号線とはお別れです。
右に行きたい衝動に駆られかけましたが、
「落石通行注意」の看板が異様な威圧感でorz
素直に左の林道へと進みます。

ちょいと広い所で、道の雰囲気が分かる写真をと思い、1枚。
意外とこの林道はこのぐらいの車幅があり、離合もスムーズに行える。
噂に聞くほどの淋道ではないような(^_^;)

向いの山の斜面はところどころ崩落してますね。
この谷に152号線があるはず…

青崩峠付近方面(左奥)。こちらも崩落してる所が結構あります。
そもそも152号線とは、青崩峠を通り、
南下していくのですが、ここは中央構造線そのもの。
地盤がもろく、道路を作るどころじゃなかったようで、
21世紀になった今でも、大型車両の通行を拒むような
林道が連絡迂回路として使われている有様。
かつては秋葉街道として、また「塩の道」として重要な峠であったらしい。
そんなこんなんで、ひたすらヘアピンカーブの続く登り坂を進み…

兵越峠に到着です。

国盗り合戦綱引き公園もしっかりありました。

ここから「青崩峠」への遊歩道もありましたが、今回はパス。
後で調べたら片道1500m程の行程往復2時間ぐらいとのこと。行かなくて良かった。

この峠を越えると、とうとう静岡県に突入。
平成の大合併で、もう浜松市なんだそうですが(^^ゞ
浜松の本当の繁華街までここからまだ最短でも80kmぐらいなので
2時間はかかるはず。
合併しても住んでる方は浜松市民という意識があるのでしょうか???

さて県境も通り越しこの下り坂を降り切ると草木トンネルなんてのが出現しますが、
駐車するところもなかったので写真もなしです。
そして、水窪町へ突入。
 
 
 
 
そうそう、今度ゆっくり青崩峠は訪れてみたいと思ってみたりもしてます。